この世でもっとも美しいものを見るような畏敬の念さえ覚えるような、そんな音楽でした。
その異国情緒溢れる旋律は、ときにノスタルジックで、ときにリズミカルで、
まるでチベットかどこかの民族音楽のようなゆるぎない、確かな旋律でした。
次第に、目の前に雄大な風景が広がってきて、まるでどこか知らない土地を旅しているような
そんな気持ちになりました。
一部の最後はメリーゴーランドのような、愉しい曲でした。
佐藤公哉さん(ヴァイオリン・ボーカル)と権頭真由さん(アコーディオン・ボーカル)
『三日満月』というこのユニットの名前は、
2011年にチェコのプラハを3日間滞在していたときに毎日、月が欠けることのない満月であったことに
由来しているそう。
お二人が参加している別のバンド、『表現』からの曲や、
この地域のこどもたちを集めて行っている「音のてらこや」で、
こどもたちが作詞・作曲した曲なども披露してくれました。
そちらをご紹介します。
「とりになって、おおぞらを飛びたい
きれいな山や海を見にいきたい
野原をかけめぐる旅にでたい
自由な空を飛んでいこう
楽しいことがまっているから」
甘くてすてきな、夢の詰まった曲でした。
ひさしぶり、心が洗われるような夜でした。
『三日満月』、またぜひケープルヴィルにお招きしたいと思います。
ご来場のみなさまもどうもありがとうございました。
by 若
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追記:今後のご予定として、9/8よりBunkamura シアターコクーンにて上演の百鬼オペラ『羅生門』にミュージシャンとして参加だそう。こちらも楽しみです。