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ケープルヴィルのワイン会[秋に合う有機ワイン]レポ

ケープルヴィルの有機ワインの試飲会に集まったフランスのワインボトルたち
今回のケープルヴィルのワイン会で出された4本の有機ワインをご紹介しましょう。

左から、1)レ・キャラドルス・ブラン(白):ペイドック
2)ガスキ・ルージュ (赤): コート・ド・プロバンス
3)テール・デクラ (赤): クローズ・エルミタージュ
4)モルゴン(赤): ボージョレ

どれもすべてフランスの有機ワインです。

そして、今回のテーマは「秋の味覚に合うワイン」!

確かに、秋は気温もちょうど良い具合に下がってきて、ワインを飲みたい季節になってきます。
常温でもちょうど良い温度で飲める季節でもあるし、ワインを飲んでちょっと体が温まるのもよいですね。

今回は、講師にワインエキスパートの渡邊美友先生をお招きしました。

文京区千駄木のケープルヴィルのカフェで、グラスに注がれた有機ワイン

まずは、オーガニックワインってなに?のご説明からスタート。

オーガニックワインには、有機肥料やハーブ類を使ったブドウ栽培がされるのですが、そのあとの収穫で違いが。一般的なワインが機械によるのに対して、オーガニックでは手摘をすることによってぶどうが痛みにくいのです。

そしてそのあとのアルコール発酵時と熟成時に、必要最低限の亜硫酸を入れるほかは、自然なワイン作りをしています。人工的な香りや添加物を入れることを極力控えているから体と自然にやさしいのですね。

また、オーガニックと一口にいっても、

① オーガニック(フランスではビオロジック):化学肥料不使用
② ビオディナミ:月の満ち欠けのカレンダーに合わせて農作業やワインの醸造を行う。畑は無農薬、化学肥料不使用。
フィルター掛けや濾過作業もなし。害虫駆除や病害対策にはハーブなど、自然のものを調合して使う。
③ リュット・レゾネ:減農薬。極力農薬や化学肥料を減らす。
④ ヴァンナチュール(自然派ワイン): ほとんど人の手をかけず、自然で古典的な方法を追求してつくられたワイン。酵母や自生酵母を使っていて風味が豊かなものが多い。

と、4種類に分けられるのだそう。

ワイン造りの過程で、一般的なワインとオーガニックワインには、かなりの違いがあることがわかりました。

そして、フランスは世界有数のオーガニックワイン生産国なのです。

カフェ・ケープルヴィルのテーブルを囲んでワイングラスを片手に歓談する参加者の女性達

そして、説明を一通り聞いたところで、4つのグラスにワインが注がれ、飲み比べ!

秋の食材に合わせるためのコツもお聞きしました!

ケープルヴィルのワイン会にだされたオードブルのセット
今回もケープルヴィルのシェフが心をこめてご用意したお惣菜。

豚肉のリエット
キノコのリピエーニ
栗の肉巻き
南瓜のゴルゴンゾーラ和え
キャロットラペ

*  *  *

「マリアージュのコツは、食材の色と合わせる。食材の香りと合わせる。調味料替わりに使う(フライにかけるレモンなど)」
だそうです!

たとえば、さんまには・・・?
お刺身→軽めの赤
塩焼き→果実味ゆたかな白

つまり。
お魚=白ではないし、軽さや香りで選べばよい、というのはそんなに難しくなさそうですね。
フィーリングで・・・!

ではお野菜、薩摩いもやかぼちゃには?
サラダ→こってり白
スイートポテト→少し甘めの泡
パイ→シャンパーニュかロゼのクレマン(辛口)

きのこや山菜にも、やはりこってりしろから軽めの赤がいいそうです。
意外に、白や軽い赤が秋には重宝しそうです。

ちょっと固定概念がくずれますね。

秋=ボルドー?と思っていらっしゃるかたもいらしたのではないでしょうか。

ケープルヴィルのワイン会にご参加の男性もグラス片手にハナシに花が咲きます

チーズはイタリアのパルメジャーノとフランスのブリー。

チーズもちょうど熟成して美味しい食べごろでした。

みなさん、秋の食材を使ったオードブルと4本のワインの相性を味わいながら、歓談にハナシが咲きました!

最後に、男性の参加者の方が「いい会だな〜」と満足げにおっしゃってくださったのが、ほんとうに嬉しかったです。

ワインで繋がるご縁もいいものです。


*   *   *

次回は12月頃を予定しています。


開催のご案内ご希望の方は、ケープルヴィルまでご連絡いただけましたら!


by 若

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