カンヌ映画祭、続いております。
前半で一番賑やかだったのは
クローネンバーグの『Crimes of the future 』。クリステン・スチュワートとレアセイドゥー、ヴィゴ・モーテンセンがカンヌに登場。
同じ赤絨毯にシャロン・ストーンも登場。
日本の作品としては『PLAN 75』がある視点部門で上映されました。
今年のコンペはとくにフランス映画が多く、フランス勢がかなり元気です。
ヴァレリア・ブルーニ・テデスキやその姉で元サルコジ大統領の妻・カルラ・ブルーニの姿は何度も見かけました。俳優件監督でもあるルイ・ガレルの作品は75周年記念のソワレの上映作品でした。
この、75周年記念のソワレ。なによりも心を打ちました。
赤絨毯にあらゆる映画人が次から次へとまるで押し寄せる波のように登場して、
どこにレンズを向けてよいのかわからなくなってしまうほど。
ジェイク・ギレンホール、マギー・ギレンホール、ギレルモ・デル・トロ、マッツ・ミケルセン、アベル・フェラーラ、ヴィム・ヴェンダース、ダニエル・ブリュール、ディエゴ・ルナ、ニコラス・ウィンディング・レフン、アモス・ギタイ、クローネンバーグ、クリステン・スチュワート・・・是枝監督の姿もありました。
それからもちろんフランス映画の大女優が勢揃い。
ダイアン・クルーガー、ベレニス・べジョー、イザベル・ユペール、ソフィー・マルソー、エマニュエル・ベアール、アデル・エクザルホプロス・・・
ここに名前も挙げきれないほどです。
これだけ多くの映画人が一度に集まることは、授賞式の日でさえあり得ません。
思えば50周年のときがこんなでした。
あのときは、まだわたしにとっては数回目のカンヌ。
「これだけ多くの映画人が一度に目の前に現れることはきっとこの先ないから必死にがんばれ!」と周りのカメラマンに言われて何が何だかわからず必死に撮ったことが懐かしい。
25年経ったいま、また同じ赤絨毯に戻ってきたひともいれば、もういなくなってしまった人もいる。
時は確実にながれ、「いま、ここにいられるひと」しかここにはいないのです。
わたしは今日はここにいるけれど、この次25年後の100周年のときには・・・。
時の流れを深く感じた夜でした。
のこり後数日、しっかり楽しみながら
撮影していこうとおもいます。
(若)