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パリ&カンヌ便り〜カンヌ映画祭レポート Vol. 4



日本からは深田晃司監督の『淵に立つ』がある視点部門に出ました。

私はオフィシャルフォトグラファーとして撮影をさせていただきました。



(c) Kazuko Wakayama
キャストの浅野忠信さん、筒井真理子さん、古舘寛治さんが日本から登壇。

浅野さんにお会いするのは、何回目かわからないくらいです。

ベルリン映画祭で、タイの監督の作品の撮影でパーティーまでご一緒させていただいたこともあるし、カンヌでもずっとずっと前、中型のハッセルブラッドというフィルムカメラで(デジタルカメラよりもっと前の話です)撮影したこともあるし・・・

ベルリンにもカンヌにも、ベネチアにもいらっしゃる浅野さんとは、あちらこちらでお会いするので、「あ、またお会いしましたね」というような挨拶をしてくれるのですが、実は日本ではお会いしたことはなく・・・。

海外で会うからこそ、ちょっと特別な気持ちになるのかもしれません。

海外の映画祭のどこに行っても活躍されている俳優さんや監督さんたち、本当にカッコよく、私はとにかくただただその姿をカメラに収めています。

深田監督の『淵に立つ』、とても感動的で余韻が後まで残る作品でした。会場内の長い長い拍手が、その作品の深さを物語っているようでした。私は拍手をする代わりに、何度も何度もシャッターを切り続けました。

「ある視点」の会場内で。


*許可のない写真の転載・使用を禁止致します。All rights reserved (c) Kazuko Wakayama

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