ショーン・ペンの監督作品『FLAG DAY 』。娘のディラン・ペン。
カンヌ映画祭が連日続いております!
写真を撮りにきているということはみなさん、想像されていると思うのですが、
実はものすごいラッシュの中を生きています。
カンヌ映画祭で上映される作品の数はものすごいもので・・・
毎日コンペティション部門の正式上映が15時、19時、22時、そして特別上映が0時にあるのですが、
基本的に夕方〜夜の赤絨毯はほぼ全て撮影します。
それから、日中にはフォトコールが朝10時から午後3時くらいまであり、
こちらは正式上映に加えて『ある視点』部門やその他特別上映や
新たな部門「カンヌ・プルミエール」やフォトコールも開催されます。
実に60作品ほどになります。
どれも今までにカンヌのコンペの常連の監督だったり、あるいは俳優による監督作品だったり、と気になる名前があふれています。
『ANNETTE』のマリオン・コティヤールとアダム・ドライバー。
つまり一日中、何かが起きていて、その中で自分にとって一番必要なものを取捨選択し、
なるべくたくさん撮影をしなくてはなりません。
そして、その写真は撮ったそばからパソコンでセレクト・編集、そして配信をしていきます。
もちろん、マルティネスホテルやグランド・ホテル、またはビーチなどで、
映画祭の正式イベントではなくても、
非公式のプライベートイベントやインタビューなどがあり、
そちらに出かけることもあります。
しかも・・・昼間はあまりに暑いので、猛暑に耐えられる格好を、
夜の赤絨毯は黒服(正装)という決まりなので
途中で着替えなくてはならず、
そこに今年はコロナの抗体検査が加わり、
ほぼ休まる暇がない・・・
というのが私にとっての映画祭の全体像です。
そんな中でも、美しい撮影ができると嬉しい。
どんなに忙しくても、
好きな監督、
会いたい俳優に会えて、
美しい撮影が出来た時、
それはそれは嬉しいものです。
シャルロット・ゲインズブールによる、母親のジェーン・バーキンのことを描いた作品『JANE PAR CHARLOTTE』
『CETTE MUSIQUE NE JOUE POUR PERSONNE』国民的歌手、ヴァネッサ・パラディもカンヌに登場。
ヴァレリア・ブルーニ・テデスキと。
ヴァネッサ・パラディは、甘い声で一斉を風靡した歌手なのですが、
ジョニー・デップとの間の娘、リリー・ローズ・デップも最近映画界で注目されているし、
映画一家ですよね。
ヴァレリアの妹でサルコジ元大統領夫人のカーラ・ブルニも今回のカンヌでは赤絨毯に登場しているので、
なんだか映画家族があっちこっちに・・・。
そういう繋がり、という意味でも楽しみながら撮影しております。
(若)