今年もベネチア映画祭に来ました!
今回は私が所属するフランスのエージェンシーに写真を送るのがメインの仕事です。
日本の作品は、今年は少なめ。1本だけ、塚本晋也さんの作品があります。
最終日の前日までの滞在中、皆様にベネチア映画祭のレポをお届けいたします。
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第75回目、という区切りの年なせいか、
プログラムがいつもより厚いし、字も小さい・・・
パッと見ただけでも映画の上映が随分増えている印象です。
そして、派手なアメリカ陣がたくさんやってくる、とも聞いております。
その中には、レディー・ガガなどの名前が挙がっています。
ベネチアにプレスフォトグラファーとして入っていても、登場ゲストの全貌はわからず、
毎日夕方に配布される、翌日のスケジュール表と到着ゲストのリストを見ながら
初めて、1日づつ状況がわかるだけです。
映画のタイトルがわかっても、出演者のうちのだれがベネチアに参加するかわかりませんからね。
こちらは今年のフォトコール会場の背景。
真っ赤ですね・・・
カメラマンからはあんまり評判が良くないです。
真っ赤だと、顔に赤い色が映って、赤目の色味になりがちなので色彩の調整がちょっと大変!
映画祭のプレスオフィスから眺めた今日の海はこんな感じ。
こののどかな感じが、島で行われる映画祭らしいなあといつも思います。
この空気感、島の感じが、意外に癖になります。
でも、この場所のすぐ横が映画祭のメイン会場。
本日の開幕は、なかなか豪華なゲストが次々に現れ、大騒ぎでした!!
「シェイプ・オブ・ウォーター」で昨年金獅子賞を獲ったギレルモ・デル・トロが今回の審査員長。
彼もベネチアの顔なじみになりました。
今年の審査員がずらりと揃いました。
左からクリストフ・ウォルツ、タイカ・ワイティティ、脚本家、審査員長のギレルモ・デル・トロ、シルヴィア・チャン、ニコール・ガルシア、マルゴルザータ・スズモウスカ、ナオミ・ワッツ、トリーヌ、ディルホルム、パオロ・ジェノヴェーゼ
そしてオープニングの作品、「First Man」のキャストたち。
真ん中は監督のダミアン・シャゼル。向かって右隣のライアン・ゴスリング、ものすごい人気でした。
後ろに連なる群衆からものすごい歓声が起きていました・・・!!
ライアンって、さりげない感じなのですよね、いでたちが。
そこがまた人気の秘訣か・・・と思いながら撮影しておりました。
また、明日もいろいろなゲストが到着しそうです。
一週間ちょっと、どうぞお付き合いいただけましたら幸いです。
(若)
Photo and Text by (c) Kazuko Wakayama