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ベネチア映画祭2021 ~リポート3


ジェシカ・チャステンとオスカー・アイザック


大物がどんどん登場しているベネチアですが、

コンペではないながらも『SCENES FROME MARRIAGE(ある結婚の風景)』のプロモーションとして
『コンペテンシア・オフィシャル』の赤絨毯の正式上映のすぐ後に
ジェシカ・チャステンとオスカー・アイザックが登場。

二人は見つめ合ったり、近づいたり、熱い演技(?)を見せつけてくれたので、
まるで舞台でのお芝居を見ているかのようでした・・・
プロモーションのためとはいえ、長年の旧友同士である二人の相性は抜群で、
息飲みながら撮影しました。



赤絨毯は、普段は正式上映の前の通過地点なのですが、
こうして何か素敵なものを見せてもらえる場所でもあるのだと思うと、
突然素敵な気持ちになります。
 


『コンペテンシア・オフィシャル(原題)』のペネロペ・クルスとアントニオ・バンデラス



『The Lost Daughter』のダコタ・ジョンソン

マギー・ギレンホールの長編デビュー作の『The Lost Daughterザ・ロスト・ドーター』には
ダコタ・ジョンソンのほか、
ジェイク・ギレンホールも赤絨毯に登場。



ジェイクはこの作品には出演はしていないので控えめにしていたのですが
カメラマンの「マギー&ジェイク!!!」という熱い呼び声に応えてくれました。


それから『SUNDOWN』という作品にはシャルロット・ゲインズブールも登場。
この人、幾つになっても年齢を感じさせない不思議な人ですよね・・・
でも、母親のジェーン・バーキンがまた倒れた、というショッキングなニュースも今回のベネチアで流れました。
カンヌでは母娘仲睦まじい姿を見せてくれたばかりでした。


アニャ・テイラー=ジョイ

そしてもう1作品。
今年最高の音楽映画という呼び声も高い
『ラストナイト・イン・ソーホー』の上映時には
今一番注目株の女優、アニャ・テイラー=ジョイがレッドカーペットで
大注目されていました。
独特な顔立ちと、立ち振る舞い。
今後ますます注目度が高まる女優であることは確かでしょう〜



今年のベネチア映画祭は、マスク着用やワクチンの接種記録を求められるなど、
特殊な面もありますが、7月に行われたばかりのカンヌ映画祭に比べたら、映画祭関係者たちはリラックスしているようです。
ヨーロッパではワクチン接種が進んで、抗原検査の場所もいつ見ても列を作っている様子はなかったですし(カンヌの時はみんな毎日検査にあくせくと走っていました)、
クラスターが起きたというような話も全く耳にしません。

わたしも、世界各国から集まるジャーナリストやカメラマンと、
色々意見交換をして、
今までのことやこれからのこと、いろいろ考える良い機会となりました。

目をしっかり開けて前に進むということ、とても大切だと思います。


(若)
All pictures (c) Kazuko Wakayama
*許可無しの転用・転載を禁じます



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