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カンヌ映画祭レポート③〜ナミビアとあんずちゃん


今回は日本から沢山カンヌに来ていて

監督週間に選出された『ナミビアの砂漠』でもオフィシャルフォトグラファーとしてご一緒させていただきました。




山中瑶子監督、主演の河合優実さん、金子大地さん、寛一郎さんがカンヌに登場。



河合優実さんはTVドラマ『不適切にもほどがある』で注目を集めた女優さんですが、
10代の万能感を感じさせるこちらの作品では身体性も高く、
凛とした美しさと新鮮な感性を感じます。

現代の日本の、若者たちの恋愛観と感性そのものを独特な観点から描いた作品でした。
作品を鑑賞すると『ナミビアの砂漠』というこのタイトルのつけかたにも個性を感じます。
役者さんたちの力がみんなとにかく弾けていました。
貴重な機会にご一緒させていただき、ありがとうございました!

そしてもうひとつ、こちらはアニメーションの『化け猫あんずちゃん』。



今年のカンヌではスタジオジブリに名誉パルムドールを授与され、アニメーションも大切にされています。
こちらのアニメーション作品では
久野遥子監督・山下敦弘監督のお二人がカンヌへ。
あんずちゃんの声と動きをした森山未來さんは残念ながら日程が合わず、
カンヌ入りは叶わなかったものの、
あんずちゃんのぬいぐるみ(1点ものだそうです)が確かな存在感を放っていました!
映画のなかでは、巨大なあんずちゃん!が大活躍する光景が繰り広げられます。
原作は90年代に子供向けの漫画ですがなかなかシュールでおもしろい。

会場からも「このぬいぐるみは買えるんですか?」という質問がでていましたが、
わたしも欲しいなあ・・・と思いつつ、
ふわふわの頭を触らせてもらいました。

さて、そろそれ映画祭も終盤に向かいます。
わたしにとっては、今年はなかなか日本色の濃いカンヌ映画祭となってきました。

(若)



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