ケープルヴィルにまたあの海藻姉妹が来てくれました!!
当日に入ってからもご予約をいただき客席は満席。
あまり大きくない店内が、ライブ用に並べられた椅子が
おとなとこどもですっかり埋まりました。
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第一部は昭和の童謡メドレーに春の曲シリーズなど、おとなもこどもも楽しめる内容でスタート。
鳥の曲メドレーではかわいらしいスライドホイッスルもご紹介してくれました〜
わかめさんの声、明るすぎ〜!!(思わずみんなびっくり、それからみんな笑顔になりました)
一部の最後にはピアソラの「ディベルタンゴ」。
「かわいい曲からかっこいい曲へ」というMCの通り、さすがの実力を余すところなく感じさせてくれる名演奏でした。
音色といい、リズムといい、抜群のセンスを披露!
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そして二部。
「サクソフォビア」では、びっくりするほど難しい演奏を涼しい顔で(?)。
4歳の小さなお客さまたちも思わず唄いながらのジブリメドレーに続いてのニューシネマパラダイスメドレーは・・・
目に涙を浮かべないと聞けないほどの美しいメロディーがこの上なく美しい音色で綴られ、
あたたかくてやさしくて、暖かくて。
映画のシーンが瞼に浮かび、人生の出会いと別れがひたすら詰まった音を聞かせて頂きました。
それから中島みゆきの「糸」。抜群に楽しいMCと明るい明るい海藻姉妹なのに・・・
泣ける・・・
唄よりももっと抑揚のある演奏なのです。
昭和のメランコリックさと音色の美しさが合わさり。
いつもの海藻姉妹のライブとはひと味違うなつかし懐メロかなり多めの曲構成でしたが、海藻姉妹の多彩な魅力を満喫しました。
こんな演奏を聞かせてくれる三人は、どんな生き様の方々なんでしょうか、どれだけ深い深いこころの持ち主なんだろうかと、関心してしまうほど、深い深い音が流れ出していました。
でもやっぱり、一番のクライマックスはパリから北京まで5分で横断!の『ユーラシア超特急』や結成最初の最初に出来た『さんさきっど』ではないかと思います。
アンコールは『愛の讃歌』。
もっともっと、オリジナル曲が聴きたいと内心思いながら終わったライブでしたが、
やはり類まれな才能の三人だと、海藻姉妹の本物度を再確認のライブでした。